フィッティングの流れ

フィッティング

マツシマ板橋支店、宮川でございます。

今回はビギナーの方が初めてのロードバイクを購入して、サドルの高さだけの調整で乗っていたという場合を想定してお話を進めさせていただきます。

まずはインタビューです。
・ロードバイクに乗り始めてどれくらいですか?
・これからどんな乗り方をしたいですか?(距離・時間・場所)
・ライドでお困りのことはございますか?(痛み)
・ロードバイク以外にどんなスポーツをされますか?
・そのスポーツでケガや故障をしたことはありますか?
・日常生活でこうするとカラダが痛いということはありますか?
などなど・・・
インタビューの過程で、カラダの柔軟性の確認と身体測定をさせていただきます。

次に、バイクの現状も確認させていただきます。
ローラー台にバイクをセットして、現状のポジションを周囲から観察させていただきます。
その際にインタビューで伺ったことや、ライダーの柔軟性と現状のポジションを比べて記録しておきます。

ここでいったんバイクから降りていただいて、シューズをお持ちの場合はクリートのセッティングを行います。
クリートのネジを緩める前に、マーキング等でクリートの位置を記録しておきます。
クリートのセッティングが終わったら、再びバイクに乗っていただきます。

インタビュー等から頂いた情報をもとに、サドルの高さ・前後位置を最初に設定します。
サドルの交換がある場合はこの時点で交換しておきます。
クランクの長さの変更をご希望の場合はこの時点で交換しておくこともありますが、一通りブレーキ・シフトレバーの設定まで行った後でまたここに戻って違いを確認して頂く場合もあります。時間は2倍近くかかります・・・。

サドルの位置が設定出来たら、ステムやハンドル、ブレーキ・シフトレバーの設定です。
ライダー体格や柔軟性を考慮して、適正な前傾姿勢がとれる位置にブレーキ・シフトレバーを設定します。ブレーキレバーの初期位置を調整できる場合はライダーの指の長さに合わせて調整します。ハンドルの交換がある場合はブレーキ・シフトレバーを移して、仮のステムを載せてポジションを確認致します。
ステムは角度によっては5mm刻みでご用意できるので、適切な位置にブレーキ・シフトレバーを設定することができます。

このようにして、クリート、サドル、ブレーキ・シフトレバーの位置を設定して新しいポジションをご提案致します。
新しいポジションに変えると、「すごく脚が滑らかに回る!」と喜ばれる方が多いのですが、その時に必ずお伝えすることがございます。
「体力はこの数時間で変わっていないので、しばらくはゆっくりめで走ってください」ということをお伝えしております。今までより無駄の少ないポジションになることが多いので、力をかけられるようになって、かえってカラダの負担が増えてしまうことを避けるためでございます。

クランクの長さについて
ロードバイク歴の長いベテランライダーであるほど、クランクの長さの違いには驚かれる方がいらっしゃいます。
「いままでの170㎜って、いったい何だったの!?」というコメントを頂くこともございます。

クランクの長さは身長の1/10と言われていますが、私はそれよりもやや短いクランクをご提案させて頂くことがございます。
特に股関節の可動域を考えたときに、上死点という、膝が高く上がる場所で脚の動きが悪くなる場合、やや短いクランクの長さをご提案させて頂きます。
そのようにすることで、ペダリングをスムースにして余計な体力の消耗を抑えることが可能となります。
一方、クランクの長さを短くすると、クランクからチェーンリングにかかる力が減りますから(てこの原理です)、ギア比の見直しも合わせてご提案させて頂きます。
特に身長が170㎝未満のライダーには低ギア比のドライブトレインをご提案させて頂くこと傾向がございます。
170㎝のライダーと150㎝のライダーとでは、体格差がありますから同じ力でペダルを踏むことはほぼないのではないでしょうか。

フィッティングによって適正なクランクの長さをお使いいただき、体力をムダに消耗させない快適なライドを楽しんで頂きたいと考えております。
ご参考にして頂けますと幸いでございます。

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